vol.50 出生数最少の84万人 2020
厚生労働省が発表した2020年の人口動態統計によると、
出生数は前年より2.8%減り、過去最少の84万832人と公表されました。
合計特殊出生率は1.34と5年連続での低下となっており、
少子化のスピードは加速する状況が見られています。
子どもを産み育てることに関して
子育てと仕事。
仕事とキャリア。
男性育休とサポート。など。
これらに関連する新たな施策と共に、
これからの未来によりよい結果が見れることを期待します。
合計特殊出生率1.34
生涯を通して女性が子どもを生む数が2人を下回る。現実。
子どもを欲しいと願いながらも、
仕事とキャリア、子育て。
自身の健康を考えた時に、立ちはだかる個人にとっての
それぞれの課題が見え隠れしています。
研修などを通して、お伺いした実際の声として。
「子どもはもう少し後でいい。仕事でキャリアアップしたい。」
「子どもは、すぐできると思っていた。なのに・・・」
「気がつけば40歳・・」
「一人で育てる自信がない・・サポートが欲しい」
「誰かに頼るってことができない・・言い出せない」
「妊娠して退職した。。退職しなければよかった。。」
「独身でバリバリ仕事している人が羨ましい・・」
女性にとっては、子どもを授かることを通して心が大きく揺れ動きます。
人生の価値観、仕事への価値観、母親になりたいかどうか、
どんな生き方をしたいのか。このようなことを深く考えるきっかけに
なるからです。
自分の内なる声を知り、気づき、行動することに直面します。
そういった女性たちが、
自分の気持ちを安心して話せる場所があるといいと感じています。
そして、男性も育休を取得し、育児参加が積極的にできるように
改正育児・介護休業法が衆院本会議で可決・成立されました。
様々な施策が、
これからの少子化・子育てに明るい兆しとなることを期待しています。
一般社団法人日本ホスピタルクリエーション協会
代表理事 佐々木 純子