vol.28 健康と女性ホルモン
女性にとってのエストロゲン。
女性ホルモンのエストロゲンには、
からだの中で果たす様々な役割があります。
女性は、思春期になるとエストロゲンの
分泌が高まり初経を迎えます。
その後、性成熟期へ移行し、
妊娠・出産に備えるからだへと成熟します。
この思春期のからだの変化にも
エストロゲンは、作用しています。
そして、50歳前後で更年期になると、
エストロゲンの分泌は減り、
閉経を迎える頃に、急激に減少します。
この、急激にエストロゲンが減少する頃に
更年期障害と言われる、いくつかの
からだの不調が見られやすくなります。
このように、エストロゲンは、
女性にとって心身の健康を保ちながら
女性のライフステージによって、
その分泌されるホルモン量は
変化していきます。
<エストロゲンの様々な役割の一部を紹介>
・乳腺や乳管の発育
・骨中のカルシウムを貯蔵
・肌の乾燥 肌のハリの保持
・HDL 善玉コレステロールを増加
・LDL 悪玉コレステロールを減少
など、
この他にもあります。
一部分のご紹介ですが、
このように、私たちのからだの中で、
エストロゲンホルモンは、
様々な役割を果たしています。
個性に合わせた、からだの変化とうまく付き合い
健康的にライフステージを過ごしていけるように。
これからも女性の健康についてお伝えしていきます。
一般社団法人
日本ホスピタルクリエーション協会
代表理事 佐々木 純子