その先の未来へ

一般社団法人日本ホスピタルクリエーション協会

vol.66 女性のライフコースに関する全国調査

 

国立社会保障・人口問題研究所が実施した「第 16 回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」

(令和3(2021)年6月実施)の結果。

出典:国立社会保障・人口問題研究所(ホームページ)

https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/doukou16_gaiyo.asp

この調査は、日本の結婚と夫婦出生力の動向やそれらの背景について定期的に調査し、関連諸施策や人口動向の把握に役立てる目的で実施されており、独身者調査と夫婦調査から構成されます。

 

 

 

今回の調査結果から見えてきたこと。

特に女性のライフコースに関する解答では、「仕事と子育て」の両立を希望する人が、男女共に最多となった。

 

 

調査結果の数字は、次の通りです。

「女性のライフコース」の理想像は、男女ともに「仕事と子育ての両立」が初めて最多に。・結婚相手の条件では、男性は女性の経済力を重視または考慮するようになり(48.2%:前回 41.9%)、 女性は男性の家事・育児の能力や姿勢を重視する割合が大きく上昇(70.2%:前回 57.7%)。・平均希望子ども数は全年齢層で減少(男性 1.82 人:前回 1.91 人, 女性 1.79 人:前回 2.02 人)。

 

 

 

 

 

理想像の変化。

「仕事と子育ての両立」を望む女性の割合が34%となり「子育て後に再就職」や「専業主婦」を上回っている。
この設問では、男女とも初めて両立を望む人が首位になった。

 

 

 

 

 

 

上記の結果から、さらにこれからの時代、性差に関わらず、仕事と子育ての両立イメージが明確になり、例えば、男性(パートナー)も育児休業を取得し、一緒に子育てをする。中には、男性(パートナー)が主役となり主体的に行動しているパートナーシップもあることでしょう。このように、各個人(夫婦)が望む「仕事と子育てのスタイル」も多様化するだろうと考えられそうです。時代の変化には、価値観の変化も伴う。変化する価値観と共に良きバランスを取りながら共に最適な変容と進化が期待できる組織力が求められそうだと感じています。

 

 

一般社団法人日本ホスピタルクリエーション協会
代表理事 佐々木 純子

 

 

 

 

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