その先の未来へ

一般社団法人日本ホスピタルクリエーション協会

vol.32 出生数86万人日本・2019

日本人の国内出数は、86万4千人となった2019年。
(厚生労働省2019・12・24発表)

 

国が統計を始めて以来、初めて90万人を下回った。

 

この数字から少子化の加速が推察できますね。

妊娠・出産。働く女性の健康に携わりながら、
日々感じることを書きます。

 

 

①出産とキャリア

②子どものこととキャリア

③健康とキャリア

 

この3つのこと、
多くの女性と出会う中で、とても気になるワードです。

今日は①出産とキャリアのことを書きます。

 

①出産とキャリア
女性にとって出産・育児休業と仕事から離れるこのタイミング
幸せとちょっとした不安の両方を感じやすいものです。

 

昨今は、夫婦共働き。産後も仕事を続ける。キャリアップも目指したい。
そんな女性も多いのではないでしょうか。

 

自分の意思やビジョンを明確に持ち、自立し活躍する女性も多いですね。
キャリアアップへのビジョンイメージが明確であれば、あるほど、
仕事から離れていることが、何かに取り残されたようで、心配になるかもしれません。

 

仕事復帰の時も、ちょっとした戸惑いを感じやすい。

 

子育て中は、子どものペースに合わせて過ごすため、
とても感覚的になりますね。

子どもの目線の先にあるものを一緒に見て、探して
ワクワクしたり嬉しくなったりもします。
そんな、感性豊かな、母性豊かな時間は嬉しさを感じる瞬間にもなるでしょう。

 

そして、仕事復帰の時。こんなことを思う女性もいますね。

 


・仕事についていけるかな。。
・体がついていかない。。
・時間管理がうまくいかない。。など

 

 

仕事に復帰した時、子育て中の時間の流れ方と一変する。
タスク処理や課題解決、タイムマネジメント。
左脳的に考え行動し、そしてスピード感のあるコミュニケーションが増えます。

 

最初の3日くらいは、調子が出なくて。。
ですが、1週間くらいすると、いいペースが見つかり始める。

仕事へ復帰し、キャリアステップを歩みながら、
仕事ができる自分自信を再体験し嬉しさも感じている。

 

そんな女性の声を多く聞きました。

 

これからの時代、
例えば、働く女性一人一人、描くライフイメージは違っている。

 

そうやって「個」を大切にしながら、「組織」の中で調和をとること。
現実的な自分にあった工夫を多く取り入れられることが、
働く人、個人にとっても組織にとってもよりよい方向に向かっていくのだと
感じます。

 

2019年は、多くの働く女性のみなさんに出会いました。
心の内を話してくださったこと、共有できたこと感謝申し上げます。

 


本年も、応援してくださっている方々、お世話になった方々、
本当に有難うございます。

 

皆さまどうぞよいお年をお迎えくださいませ。

 

一般社団法人日本ホスピタルクリエーション協会
代表理事 佐々木 純子

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