その先の未来へ

一般社団法人日本ホスピタルクリエーション協会

vol.73 組織の健康と健康経営

昨今、健康経営の取り組みを推進する企業が多く見られるようになりました。

実際に健康経営度調査回答数と健康経営優良法人認定数は年々増加しています。

 

2016年度健康経営優良法人認定数(大規模法人)は、235法人の認定であった。
健康経営の認知に伴い関心も高まり、積極的な取り組みを進める企業が増えています。

2022年度には、大規模法人部門2,299法人が、中小企業法人部門に12,255法人が認定されました。

 

健康経営の推進は、個人の健康だけでなく、組織の健康にも結び付きます。
①心身の健康 
②組織の活性化 ③企業価値の観点からも寄与すると考えられます。

 

出典:経済産業省ヘルスケア産業課 Web資料 「健康経営の推進について」令和4年6月

 

また、経営トップによる健康経営の推進がなされているかについては、
次のグラフからもわかるように、年々増加傾向にあります。

トップのメッセージと共に職場全体で取り組むことが必要となります。

 

 

出典:経済産業省ヘルスケア産業課 Web資料 「健康経営の推進について」令和4年6月

 

企業の経営は「健康」にもフォーカスした、経営を行っているか。
人的資本や非財務評価の観点からも、「健康」に関する取り組みはコストではなく、「投資」と捉えているか。健康経営によって、はたらく人々の健康促進を図ることができ、更には、自社の企業価値の向上につながっていく。このような健康経営の取り組みが今後も広がりを見せると考えます。

 

※健康経営はNPO法人健康経営研究会の登録商標です。

 

 

一般社団法人日本ホスピタルクリエーション協会
代表理事 佐々木 純子

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